感想など*9月対話型鑑賞VTS ファシリテーター養成講座(1日間)
9月の対話型鑑賞VTSファシリテーター養成講座には、5名(定員)の方がご参加くださり、共に学びました。関西から近県から都内から、そして海外から一時帰国のタイミングで参加してくださった、個性あふれる面々。リラックスして笑い声いっぱいの楽しい講座となりました。
いつも感じるのですが、その時たまたま集まったメンバーで学ぶ一日ないしは二日間の講座は、顔ぶれによって毎回本当に違います。当たり前のようですが、実に違うのです。中尾先生から伝えられる講義のどこに響くか、どう捉えるか。ファシリテーションの練習に使う絵についても、同じ絵でも毎回、新たな視点が加わります。
それほど、私たち各々が見ているもの、こと、が違っていて、同じではあり得ないということですね。対話型鑑賞の面白さは、まさにここ。一つの絵を見て、思いもよらぬ他者の視点や感じ方を知り、共に楽しめるところです。
さて、皆さんの感想をちょっとご紹介しましょう。
・VTSを通して、自分や他人の絵画の見え方・感じ方を共有することは、多角的に物事に向き合うレッスンとして、とても有意義と思いました!(Hさん)
・短時間で場にそれぞれの多様な個性、視点、意見が満たされて、豊かな絵画に対する気づきと対話したメンバーへの好奇心を得ることができました。とても有意義な一日でした。ありがとうございました。今後も定期的に参加させていただきたいです。(Zさん)
そして、講座後、すぐにファシリテーションをしてみて「やってみて、やる目的を持つことの大切さを感じています。モヤモヤを最小にするためです。このセットアップさえ出来れば、結構、良いネタになるなと感じた次第です。」というTさん。
「この講座は日本人の苦手とするディスカッション能力や自分を表現する方法が学べる素晴らしいものだと思い参加させていただきました。実際はVTC、VTS、ACOPなどが存在することや、細かい決まった誘導により、人の意見を引き出せるということがあると素晴らしい内容でした。
また、VTSだけだとモヤモヤ感が残るという部分にも納得。
そのあたりは中尾先生の素晴らしい知識により、私は美術に大変興味を持ちました。」というKさん。
また、こんな感想もありました。「先日の講座を受講後、生成AIに、画像と「この絵の中で何が起こっていますか どこからそう思いましたか」等の質問を入力してみたところ、なかなかちゃんとした説明が返ってきて、驚きました。人との対話型鑑賞とは別のものだと思いますが。」(Tさん)
・・・そうですよね、AI は確かにちゃんとしたことを言いそうですが、正しく答えることがゴールではないのが、VTS。他者はこちらが思いもよらぬ発想をし、その想定外の出来事にも喜びを見出せるのが、人間!
受講後に皆さんがそれぞれ取り組んでみて、そこでまた実感したことを聞かせてくださいました。対話型鑑賞法の全体像がよくわかる中尾先生の講義と実践。それを体験して、ご自身の次への一歩としてくださったようです。
次回は、来週の土曜日、日曜日の開催、2日間講座です! 2日間、ご一緒しませんか? ご応募お待ちしております。
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