10月25日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。
第75回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
―日本洋画史上最高の肖像画《エロシェンコ氏の像》を描いた画家―
中村彝(つね)

エロシェンコ氏の像 1920年 東京国立近代美術館
第75回でとりあげるのは中村彝です。
前回の佐伯祐三(1898 – 1928)の若き自画像(1922年作の「帽子をかぶる自画像」と1923年作の「自画像)のところで中村彝の影響があることをご紹介しましたが、佐伯祐三と中村彝(1887 -1924)は同時代の人です。佐伯は30歳で夭折しましたが、中村も37歳の若さで亡くなっています。どちらも結核が原因です。
ところで、中村彝の名前を初見で読める人はまずいないでしょうね。私もこの画家を知って半世紀近くになりますが、「彝」という感じを単独で示されたら今でも読めないかも知れません。そして、「つね」という読み方がわかっても、今度は男性なのか女性なのかが判然としません。
そんなことが原因でもないでしょうが、「エロシェンコ氏の像」という日本洋画史上最高の肖像画と言われる傑作を描いたにもかかわらず、は中村彝の知名度はそんなに高くありません。
何故なんでしょう?やっぱり名前が原因?
次回の白熱講座ではみなさんといっしょにその答えを探す旅に出ます。
そこに中村彝の芸術を理解する鍵がありそうです。
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※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、そしてそれを どう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の 寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、 お気軽にご参加ください。
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講師: 国際美術展プロデューサー 中尾陽一
日程 : 2020年 10月25日(日) 13:00 〜 15:30 (途中休憩有り)
参加費: 4000円
場所 : 新型コロナの感染状況を考慮して当面オンライン(ZOOMを使用)での開催となっております。
予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお問い合わせ、お申込みください。
e-mail: yoyoa@mac.com phone: 090-2469-4450(荒川)
※プロトマニアのHPからも簡単にお申し込みいただけます。
絵をしゃべろう! 楽しくしゃべって絵画鑑賞を楽しみたい方へ。

少女 1914年

頭蓋骨を持てる自画像 1923-24年
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