7月25日(日)のプロトマニア・アート・レクチャーのご案内です。
第84回《絵をしゃべろう!〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞白熱講座』》
関根正二 二十歳で夭折した天才画家
「絵をしゃべろう!」をモットーに参加者全員で画家ごと、テーマごとにたくさんの絵を見ながら、見て、感じて、聞いて、楽しく絵を鑑賞します。
この講座でみてきた日本人洋画家の中だけでも、夭折した画家がたくさんいます。
青木繁は28歳、佐伯祐三は30歳、松本竣介は36歳、古賀春江は38歳、岸田劉生も38歳でなくなりました。原因は殆どの場合が当時は業病と呼ばれた結核です。
そして、次回とりあげる関根正二は夭折の画家の中でも格段に若く、若干二十歳と二ヶ月でこの世を去りました。普通であれば、まだ美術学校の学生の年齢です。それも卒業までまだ2〜3年はあるという年齢でした。
関根は美術学校には行っていません。15歳で印刷会社に就職し、様々な人々との出会いを通して、苦労しながらあくまでも自己啓発により芸術的資質を開花して行きます。
彼は16歳の時、《死を思う日》で第2回二科展に入選を果たし、1918年(大正7年)19歳の時、あの名作《信仰の悲しみ》で、第5回二科展の樗牛賞を受賞して世間から注目されました。そして翌1919年には関根のもうひとつの傑作《三星》を完成させますが、そこで関根の命の灯火は消えてしまいます。
15歳で絵を描こうと思いたち、わずか5年の間に日本洋画史上に残る傑作を残して、この世を駆け抜けた天才・関根正二。
7月の白熱講座では、関根の青春の軌跡をたどりながら、彼が残した貴重な作品をじっくり鑑賞し語り合いたいと思います。
************************************************************************
※ この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力が自然に身につく楽しい講座です。
※ いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう感じたかどう見るか、そしてそれを どう自分の言葉にするかを「わいわいがやがや」 の 寺子屋スタイルで学びます。
※ 通史的な講座ではありませんので、いつからでも、興味のある画家の講座の時だけでも、 お気軽にご参加ください。
************************************************************************
講師: 国際美術展プロデューサー 中尾陽一
日程 : 2020年 7月25日(日) 13:00 〜 15:30 (途中休憩有り)
参加費: 4000円
場所 : 当面オンライン(ZOOMを使用)での開催となっております。
予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお問い合わせ、お申込みください。
e-mail: yoyoa@mac.com phone: 090-2469-4450(荒川)
※プロトマニアのHPからも簡単にお申し込みいただけます。
絵をしゃべろう! 楽しくしゃべって絵画鑑賞を楽しみたい方へ。
この記事へのコメントはありません。