東京ステーションギャラリーで開催中の展覧会《没後70年 南薫造》が注目を集めています(東京展のあと広島県立美術館、久留米市美術館に巡回)。南薫造は《海の幸》の青木繁や《南風》の和田三造などと同じ頃に西洋絵画を学んだ、明治の若き俊才たちの1人であり、長く画壇の中央で活躍した画家です。
しかし、穏健な画風のせいか、これまで大きな展覧会で紹介されることがなく、今回の展覧会で初めて知ったという方も多いと思います。彼は当時の画家としては珍しくイギリスに留学しています。ターナーやコンスタブルなど、水彩による風景画の伝統を誇るイギリスで学び、日本の水彩画の発展にも大きく貢献しました。
この入門講座ではみずみずしい感性にあふれ、暖かい情感の漂う南薫造の作品を楽しみながら、南薫造の画業をたどりたいと思います。
お知らせ:3月31日(水)20:30-22:00 オンライン開催【楽しく学べる対話型アート鑑賞】南薫造入門 穏やかでみずみずしい完成にあふれるニッポンの印象派
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