今回の入門講座ではアンリ・ルソーをとりあげます。
原田マハさんのアート・ミステリー小説《楽園のカンヴァス》でアンリ・ルソーの絵を知ったという方も多いのではないでしょうか?
ルソーの絵はへたなのか?うまいのか?すごいのかすごくないのか?すごいとしたらどこがすごいのか?
また、日曜画家であるにもかかわらず、同世代の印象派の革新を大幅に追い抜いて、現代絵画にも影響を与えているというのは本当なのか?などなどいろいろな観点から話し合いたいと思います。
講座は2部構成です。
パート I: まず、ルソーの代表作1点をVTS(Visual Thinking Strategies)というメソッドで鑑賞し、作品や画家に対する理解を深めます。VTSは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された手法で、1枚の絵をグループの対話を通して鑑賞します。最近では、ビジネスや敎育の分野でも大変注目されています。
パートII: 次に、ルソーの初期から晩年まで、画風の変遷がわかる作品を20〜30点鑑賞します。当時の写真やエピソードをご紹介しつつ,みなさんの感想をヒントにして、ルソー・ワールドへの扉を開きます。
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