【はじめての対話型鑑賞】ルノワール入門
ー絵とは愛想がよくて、楽しくて、きれいなものー

ピアノを弾く少女たち
1892年
オンラインで開催します。
モネと並ぶ印象派の巨匠ルノワール。二人は親友でした。若い頃は戸外でイーゼルを並べて、一緒に絵を描いたりもしています。モネは長い画業を通じて、一貫して「光」を追い求めました。
一方、ルノワールは印象派の冒険のあとは、モネとは違う道を歩み、独自の世界に到達します。それは、無邪気な子供、健康美にみちた若い女性、豊麗な裸婦など、生命感や幸福感に満ちた世界でした。
あまりに人気のあるルノワールの絵は、時に通俗的だとか思想がないなどと批判されることもあります。それらの批判に対してルノワールは次のように語っています。
《ぼくにとって絵は愛想がよくて、楽しくて、きれいなもの。人生にはすでに面倒なことが多い、その上、絵で面倒をふやすことはない》
ルノワールの画風の変遷をたどりながら、人間讃歌に満ちた世界を堪能しましょう!
講座は2部構成で行います。
パート I
ルノワールの作品1点をVTS (Visual Thinking Strategies)をベースにしたオリジナル・メソッド『VTSプラス』で鑑賞します。
パート II
ルノワールの作品をたくさん見てルノワールの世界を感じた上で、個々の作品について参加者同士の気づきや感じたことなどを話し合いながら鑑賞を進めていきます。
【こんな方におすすめです】
●ルノワールの絵はなんとなく知っているけど、どの絵が印象派でどれがそうじゃないのかよくわからない。
●本にあるような解説ではなくて、ほかの人がルノワールの絵についてどんなことをしゃべるのか聞いてみたい。
●絵について発言した経験はないけど、どんなことをしゃべってもいいのであればしゃべってみたい。(最初からしゃべるのはちょっと・・・という方には「しゃべらないで参加」ももちろん大丈夫です)
●とりあえずルノワールのワールド(創造世界)に触れてみたい。
●絵画鑑賞の楽しさを味わいたい。

舟遊びをする人々の昼食
1881年

足を拭く浴女
1910年
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