今回のオンライン入門講座はグスタフ・クリムト(1862 – 1918)をとりあげます。
昨年開催された2つの展覧会、《クリムト展ウィーンと日本1900》や《ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道》の感動も記憶に新しいですね!
《ユディト I》 1901年 ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
クリムトは日本人の大好きな画家です。もちろん、クリムト人気は日本だけのものではありません。2006年には、彼の黄金期の名作《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I》が当時の最高価格156億円で売却され、世界的な話題となりました。2015年には、その絵の所有権を巡る裁判の顛末が《黄金のアデーレ 名画の帰還》という映画にもなったほどです。
《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》 1909年頃 ノイエ・ガラリエ、ニューヨーク
クリムトというとまずは金箔をふんだんに使った黄金様式の絵画を思い出しますが、後年は金箔の使用をやめた装飾様式に移行します。また、装飾性を超えた抽象画のような風景画も描いています。
この入門講座で、まずはクリムトのさまざまな絵画に親しみましょう!
《公園》 1909-1910年 MoMA
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