ユニークな「絵画鑑賞のオンライン講座」です。
美術の歴史的流れや、作品にまつわるエピソードまで聞きながら、講師、参加者と一緒に対話しながら絵画を鑑賞します。みんなで絵を話すシーンが増えたら、きっと世界は素敵になる♪ 人の感想を聞くだけでも、今までにない刺激や発見があります。
初めての参加も大丈夫。自宅にいながら、みんなで複数の作品を見て、絵画を楽しみましょう!
2022年、新たなシリーズを始めました。テーマは《日本洋画の俊英たち》です。
今回はその第2弾として22歳で日本近代絵画史に輝く《海の幸》を描きながら、28歳という若さで放浪のうちに亡くなった悲劇の天才青木繁を取り上げます。
青木繁は、日本洋画史上の記念碑的作品《海の幸》を弱冠22歳で発表し、前途洋々たる未来を約束されたかに見えながら、運命に翻弄され、故郷九州を放浪した末に28歳という若さで亡くなった悲劇の天才画家です。
この講座は、日本近代洋画の記念碑的作品、青木繁の代表作《海の幸》の鑑賞から始めます。
私たちが当たり前のように青木繁の傑作として受け止めている《海の幸》ですが、意外に謎の多い作品です。
また、青木の人生の暗転は、彼が絶対の自信を持って東京勧業博覧会に出品した《わだつみのいろこの宮》が低い評価しか得られなかったことから始まります。このあたりの青木の自信と当時の美術界の評価のずれは、彼の悲劇の人生の始まりを予感させます。
ちなみに《わだつみのいろこの宮》は今では《海の幸》とともに国の《重要文化財》に指定されています。
《海の幸》と《わだつみのいろこの宮》の鑑賞を中心に悲劇の天才青木繁の人生と作品を見ていきましょう!
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