講座開催のお知らせ

8月26日開催 【対話型アート鑑賞 特別講座】ゴッホ、終焉の地オヴェールでのエネルギッシュな制作と自殺の謎

今回は、ゴッホの特別講座として、ゴッホ終焉の地オヴェール・シュル・オワーズでのゴッホの作品を鑑賞しながら、ゴッホの自殺をめぐる謎に迫ります。1890年5月20日、サン=レミの療養院を後にしたゴッホは、テオの住むパリ近郊の村、オヴェール・シュル・オワーズにやってきます。ゴッホが亡くなったのは7月29日未明のことですから、ここに滞在したのはわずかに2ヶ月あまりです。


オヴェールの教会 94 x 74 cm オルセー美術館

ゴッホはここで油彩画だけで70点以上もの作品を描きました。1日にほぼ1点の油彩画を仕上げたことになります。そこには縦50cm、横100cmの大型の作品も数多く含まれます。超人的なハイベースで制作に励んでいたことになります。


ドービニーの庭  56 x 101 cm バーゼル市立美術館


ドービニーの庭  53 x 103 cm ひろしま美術館

しかし、彼は7月27日、自らの体に銃弾を撃ち込みました。

場所は写生をしていたオベールの麦畑だとよく言われますが、正確にはわかっていません。
また、その場で亡くなった訳でもありません。


カラスのいる麦畑  51 x 103.5 cm ファン・ゴッホ美術館

その日の夕方には、滞在していた旅館ラヴー亭に帰ってきます。そして2日後に亡くなります。

ゴッホの死は自殺として処理されたものの、現場の目撃者もおらず、右利きのゴッホがわざわざ左脇腹を撃っていること、もしも自殺を意図するなら即死しやすい頭や喉を撃つのが普通であること、そもそもゴッホがどこで銃を手に入れたのかなど不可解な点だらけです。

そこから、最近では事故死説や他殺説まで浮上しています。アートミステリーの第一人者原田マハさんも《リボルバー》という作品で小説家ならではの想像力に富んだストーリーを提示しています。

この講座で、ごいっしょにゴッホの作品を鑑賞しながら、ゴッホの自殺をめぐる謎の旅に出ませんんか。

講座のお申し込みはこちらからどうぞ

 

対象者と魅力
▼こんな方におすすめです
・絵画鑑賞に興味がある方、始めたい方
・絵画やアートに興味がある方、誰かと語りたい方
・感性を育みたい方
・対話型鑑賞やVTSに興味がある方

▼こんなことが体験できます
・みんなで絵を見て対話するだけで、とても楽しい
・人の感想を聞くだけでも、今までにない刺激や発見がある
・絵画の魅力が理解できる、感じられる
・自分の感性、美意識に気づける

▼内容を振り返るテキスト
・画家の基礎情報
・紹介する全作品とリスト
・鑑賞を深める工夫

テキストのイメージ(サンプルです)



タイムテーブル(予定です)
19:55ー20:00 Peatixログイン状態でZoomでログイン
20:00-20:10 イントロダクション
20:10-21:50 対話しながら鑑賞
21:50-22:00 感想の共有

ファシリテータ・講師
中尾陽一(なかおよういち):展覧会プロデューサー

<経歴>
早稲田大学大学院修士課程修了(西洋美術史学専攻)
早稲田大学絵画会を創設し、在学中より白日会に出品。4年間のフランス留学を経て帰国し、英仏語による交渉力、インターナショナルなネットワークを武器に、美術館向け展覧会のプロデューサーとして50本以上の国際展を日本および海外で企画する。
企画した主な展覧会:モディリアーニ展、ユトリロ展、フジタ展、マチス展、ブラック展、ミロ展、ルオー展、クールベ展、シスレー展、ルドン展、ボナール展、デュフィ展、ラファエル前派展、ビアズリー展、スコットランド・ナショナルギャラリー展、ロー・コレクション西洋絵画の500年展、ヴェネツィア派展、アンディ・ウォーホル&ロイ・リキテンスタイン展、ホックニー展、キース・ヘリング展、ロバート・メイプルソープ展など

オススメのポイント
<オンラインのイメージ>

<過去の受講者感想より>
・感性のまま自由に発言できるので、とてもうれしくて楽しい。
・すごくおもしろかった!じっくり絵を見る機会なかなかないし、いろんな人の考えを聞くこともないので。
・他者の考えと自分の考えの共通点や違いを経て、自分の考えが固まってくる気がした。
・あっという間の90分でした。作家は知っていたが、今まで見たことがない絵を見ることで、新しい発見があった。
・お気に入りの一枚に出逢えてとても嬉しかったです!
・そもそも美術館に足を運ばなくても見られるのがありがたい。家でも絵画鑑賞ができて助かる。
・意外にも、PC、タブレットで鑑賞できるほど絵が見えた。

参加方法
・申し込み時に利用したアカウントからPeatixにログインして、本イベントの「イベントに参加」をクリックします。
・イベント視聴ページが開いたら、「イベントに参加」をクリックしてください。
【オンラインイベントに参加する】

注意事項

・最少催行人数を5名(かつしゃべって参加3名)とします(イベント1週間前の12:00時点)。5名に達しない場合、キャンセル対応を実施します。
・ファシリテータは、しゃべって参加の方に対しPeatix登録時の姓で呼びかけます。呼びかけ方を変えたい方は、事前でもその場でも良いので、お知らせください。
・Zoom(ウェブ会議ツール)で開催するので、準備お願いします。画面が大きいPCや、タブレットでの参加が望ましいです。
・「しゃべって参加」チケットの方々とファシリテータが対話しながら進めます。しゃべって参加の方は、静かな場所で参加をお願いします。
・「しゃべらないで参加」の方々で、Zoomのチャット機能を使って発見や気づきのシェアや対話ができます。もちろんチャットしないでもOKです。
・講座は録画します。内部でのみ使用するので安心してください。
・キャンセルは8/25(木)12:00まで受け付けます。
【主催者にチケットのキャンセルを依頼する】
・テキスト購入者には、翌日にテキストがダウンロードできるURLをメールします。

主催者
浅野始
絵画鑑賞プロデューサ。対話型鑑賞、アート作品を通した対話による鑑賞のおもしろさに出会い、オンラインでサービス提供中。質問、相談があればこちらまでどうぞ。コミュニティへの絵画鑑賞提供、企業研修、ファシリテータ養成講座など柔軟に対応できます。
vtsplatform@gmail.com

関連情報
大人の対話型鑑賞はこちら【対話型鑑賞のプラットフォーム】

お申し込みはこちらからどうぞ

 



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