対話型鑑賞を経験したい人、VTSなどの対話型鑑賞法に興味のある人、対話型鑑賞を経験したい人、大人の絵画鑑賞を体験したい人、これから絵画鑑賞を趣味にしたい人に向けた講座です。
近年、ビジネスの分野で、アート鑑賞によって直感力や観察力を鍛えて経営判断に活かすという方法が注目を集めています。本屋さんに行けば、《世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?》、《エグゼクティブは美術館に集う!》、《ビジネスの限界はアートで超えろ!》、《ビジネスパーソンはアーティストになる》といった刺激的なタイトルの本が目白押しになっています。
一方、欧米のビジネスパーソンにとってアートの素養は当たり前なのに、日本のビジネス界では、まだまだアートの知識が軽んじられているといった指摘も繰り返されています。
《この講座は、美意識を鍛え、アートの素養を身につけたい人のための講座です》
講座はPart IとPart IIの2部構成で行います。
Part I:ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発されたVTSをベースにした対話型鑑賞の実践
まずは、美術史の知識に関係なく、鑑賞する作品に描かれている事柄を注意深く観察します。
次に、その観察による発見(気づき)をファシリテーターの助けを借りて、参加者全員が自由に積極的に発表します。
鑑賞者同士のコミュニケーショ ンの高まりにより、作品の真髄にアプローチしながら、そのプロセスを通して観察力、想像力、共感力、判断力を鍛えます。
Part II : VTSから《大人の対話型絵画鑑賞》へヴァージョンアップ
《知的情報の提供をしないという》VTSの制約を離れて、ファシリテーターからファクト(事実)を中心に、さまざまな知的情報の提供、ファシリテーター自身の対象作品の見方、展覧会オーガナイズの生の現場から得たエピソードなどを積極的に提供します。
ファシリテーターからの知的情報の提供、ファシリテーター自身の鑑賞の立場・見方などの表明というという新たな刺激により、鑑賞者同士のコミュニケーションがさらに活性化し、対話型鑑賞がVTSのレベルから大人の絵画鑑賞へバージョンアップします。
【講師の紹介】
中尾陽一
国際美術展プロデューサー
早稲田大学大学院修士課程終了(西洋美術史専攻)
アート・ライフ、イデア・ジャポン、ウーゴズという3つの展覧会企画会社で、美術館を対象とした国際美術展のプロデューサーとして、数多くの展覧会を日本と海外で企画する。
企画した展覧会:モディリアーニ展、ユトリロ展、ルオー展、ルドン展、ミロ展、シスレー展、ブーダン展、クールべ展、ラファエル前派展、ビアズリー展、スコットランド国立美術館展、ヴェネツィア派展、タピエス展、ホックニー展、ジム・ダイン展、ロバート・メイプルソープ展、キース・ヘリング展、百花乱々展(メープルソープ&アラーキー)、パリで開催されたルオー展、韓国でのモディリアーニ展など多数
展覧会プロデューサーとして様々な美術館、アート作品に直に接してきた経験をもとに、2011年からオリジナルの絵画鑑賞講座(《これまで誰も教えてくれなかった『絵画鑑賞入門講座》、2018年からは『絵画鑑賞白熱講座』に改称)の開発を手がける。
これまでにアート鑑賞講座をリアル、オンラインで300回以上開催
東京都品川区美術図工部会、日本青年会議所、上智大学学生センター、キリンアカデミア等で講演・講座の実施。
山梨県立美術館で、学芸員、ボランティアガイドの方々を対象とした対話型鑑賞法の研修セミナーを実施。(2021年度、2022年度)
【会場】
プロトマニア
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F
[東京メトロ九段下駅 3b 出口(北の丸スクエア)より徒歩2分]
Phone:090-2469-4450(荒川)
【参加料金】
受講料:6000円
受講料(テキスト付き): 8000円
【注意事項】
●定員5名程度で最少催行人数を3名とします(イベント開催1週間前の12:00時点)。
●3名に達しない場合、キャンセル対応を実施します。
●キャンセルはイベント開催1週間前の12:00まで受け付けます。
●会場入室時にはマスクの着用、手指の消毒をお願いします。
●テキスト付きの受講チケットを購入された方には、講座に使用したすべてのスライドをダウンロードできるURLを講座終了後にお知らせします。
【主催】
プロトマニア
https://protomania.com/
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